SBIソーシャルレンディングは、SBIグループ企業のメンバーです。SIBグループは、SBI証券や住友SBIネット銀行をはじめ、SBI損保やSBI生命保険などのように、40超える金融をメインに扱う企業で構成されています。そのため、SBIソーシャルレンディングの特徴はSBI証券やSBIHDなどの巨大金融グループと連携することで、通常のソーシャルレンディングとは比較にならない大規模なファンドが蘇生できるということです。
SBIソーシャルレンディングの悪い評判
大手のソーシャルレンディング業者ということでおおむね良い評判が多いですが、なかには悪い評判もあります。
まず悪い部分から見ていきましょう。
期日前償還が発生しやすい
SBIソーシャルレンディングの悪い評判としては、期限前償還が大量発生して想定利回りが下がってしまったという声があります。
優良な借入先向け案件が多いので、期限前償還が発生しやすくなっていることがうかがい知れます。
プロの金融機関(機関投資家や銀行)なら戻ってきたお金をすぐ次の運用に回せるのですが、個人投資家は限られた時間の中で投資をしているので、想定していたよりお金が早く戻ってくると、次の運用先を考えなくてはならなくなります。
ただ、これは悪いことばかりではなく、早期に資金回収できるのでリスクが低くなっているとも言えます。
なかなか、お金が返せない相手に、貸し出しをするのは、それだけ貸し倒れリスクを抱えていることになりますからね。
サイトが使いにくい
SBIソーシャルレンディングのサイトは、使いやすくありません。
思うに、SBI証券経由で投資に慣れた顧客をたくさん引っ張て来ているからだと思われます。
こうした投資家はSBIのユーザーインターフェースに慣れているので、勘所が掴みやすくてすぐ慣れるのだと思います。
でもSBIに慣れていない投資家にとっては、他のソーシャルレンディング業者の画面との作り方の違いや難しい専門用語を連発する傾向があることから、使いにくく感じるのだと思います。
SBI案件の金利は低い
SBIソーシャルレンディングでは、金利が低めに設定されているといった利回面での不安が多く聞かれます。
確かに低いものでは3%程度の案件もあり、低めのリターン設定のファンド組成が多くあります。
後発組が10%超のリターンのファンドを組成していることを考えると、利回り面では不満が残りそうですね。
これについては、貸出先が比較的信用力が高い相手が多いので、金利が低くなっているという面が強そうです。
SBIソーシャルレンディングの良い評判
大手参加の安心感
SBIソーシャルレンディングで投資を行うメリットにはクライアントの安心感という点が挙げられます。
クラウドクレジットみたいに伊藤忠がスポンサーになっている企業もありますが、ソーシャルレンディング業界は独立系の起業が中心です。
その中で、SBIソーシャルレンディングはSBIグループのメンバー会社なので、トップクラスの信用力を誇ります。そしてソーシャルレンディング事業での知名度も高くあり、ファンド組成の実績もたくさんあります。そのため経営に対する信用は全ソーシャルレンディング業者中でも抜きんでた存在です。
大口の独自案件が多い
SBIソーシャルレンディングは大手企業の信用力とSBI証券の集金力を活かした大口案件に定評があります。
独立系が不動産ファンド中心なのに対して、太陽光発電(メガソーラー)案件で15億円とソーシャルレンディング業界では抜きんでた巨額の募集を行っています。10億近い資金を次から次へと集めるので、貸出先もSBIソーシャルレンディングに頼り、多様な案件が組成できるという好循環にあると言えるでしょう。
こうした大型案件は他のソーシャルレンディング業者では期待しにくいので、SBIソーシャルレンディングは投資先の分散の観点からぜひ口座を開設しておきたい企業です。
口座振り込みが無料
SBIソーシャルレンディングへのよくある不満として、振り込みに手数料がかかるというものがありますが、これが2016年12月には解消する見込みです。
ソーシャルレンディングはどうしても1万円とか少額の資金を集めて投資するので、手数料がかかるのは仕方ない面があったのですが、これが無料になるのはうれしいですね。
キャンペーンが豊富
SBIソーシャルレンディングでは数多くのキャッシュバックキャンペーンなどが行われ、ポイントプレゼントキャンペーンなどのキャンペーンなどが行われています。複利運用でキャッシュバックが受けられるキャンペーンなども期間限定で行われたりしています。そのため、新規口座登録後の投資のリターンが高まりやすいという特徴もあります。