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【魅力は高金利】ソーシャルレンディングを、株やFXと比較してみた

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マイナス金利下において、5パーセント前後の利回りを提供している案件が多いソーシャルレンディングは、魅力的な投資の1つになっています。

ソーシャルレンディングは投資案件の値段が動かないので、株式投資や外国為替証拠金取引(FX)などと違い、値動きを日々追いかける必要がありません。

高金利で、値動きが少ないソーシャルレンディングの魅力を、株式投資やFXなどと比較してお伝えします。

ソーシャルレンディングは投資としては、ミドルリスク・ミドルリターン

ソーシャルレンディングは、銀行が提供している定期預金などとは違って、5パーセント前後の高めの利回りが期待できますが、元本保証がなく、投資先が経営危機などに陥ると延滞が発生するリスクもあります。

また、ソーシャルレンディング業者自体の倒産リスクもあります。顧客資産と会社資産の分別管理を行っていると説明している業者がほとんどですが、信託保全まで行われているかどうか不明なソーシャルレンディング業者が多いのです。投資家が享受している高めの利回りは、業者の破たんリスクも含まれていると言えます。

ソーシャルレンディング業者は、投資先の貸し倒れ(デフォルト)リスクを軽減するために、1つの借り手だけに投資するのではなく、複数の借り手によるファンドを組成します。また、担保が設定されていたり、保証会社が付いている投資案件もあり、顧客のリスク許容度に合わせた様々な選択肢が準備されています。

上記のようなリスク回避手続きによって、日本で提供されている法人向けの事業性ソーシャルレンディング投資案件で、今までのところ貸し倒れはほとんど発生していません。ただし、これら一連の作業のために相応の費用が発生しています。

ファンドを組成するためには、様々な事務処理が必要になり、ソーシャルレンディング業者は従業員を雇用したり、外部業者に仕事を依頼するなどして作業を行うため、人件費やアウトソース費用を準備しなければなりません。

ソーシャルレンディングの借り手が支払う利息から、リスク回避作業の費用がまかなわれることになるため、投資家が受け取るリターンは、その分だけ低下することになります。

上記のような理由から、ソーシャルレンディングは、ミドルリスク・ミドルリターンの投資であると言われているのです。この後の部分で、FXや株式投資、外債や外貨預金に資金100万円を投資した場合について、ソーシャルレンディングのリスクやリターンと比較してみます。

FXと比較した特徴

FXは、外国為替相場でレバレッジをかけて外貨運用を行う投資手法です。日本では、最高25倍のレバレッジをかけることができますので、100万円を証拠金としてFX業者の口座に入金すれば、最高2,500万円(100万円×25)まで投資が可能になります。

米ドル・日本円の外国為替相場が1米ドル=100円であれば、2,500万円で25万米ドルを購入できます。25万米ドルをFXで購入してから1年後、5パーセントの円安になれば、1米ドル=105円になりますので、100万円の投資によって、125万円(25万米ドル×5円)のリターンを手にすることができます。

逆のケースとして、1年後に5パーセントの円高になり、1米ドル=95円になった場合も考えてみます。こうなると、予想した相場と反対の動きになっていますので、125万円(25万米ドル×▲5円)の損失を受けることになります。

FX業者にある投資家の口座には100万円の証拠金しかありませんので、実際には、円高が1米ドル=95円まで進行する前の段階で、ロスカットと呼ばれるFX業者のシステムが自動的に作動し、25万米ドルは強制的に円に転換され、損失分が相殺されます。

システムが追い付かないほどの急変が外国為替相場で起これば、ロスカットが作動せず、追加証拠金が必要になるケースもあります。

FX取引は、レバレッジをかけることによって、投資額以上の利益を得られる可能性があります。ただし、相場が予測と逆に動いてしまうと、追加証拠金をFX業者から請求される可能性があるハイリスク・ハイリターンの取引です。

一方のソーシャルレンディングは、FXのようなレバレッジをかけることはできませんので、100万円を投資したとしても、利回りが5パーセントの場合、1年で5万円(100万円×0.05)以上のリターンを得ることはできません。

また、ソーシャルレンディングの投資先である借り手が経営難に陥ると、資金が返済されない可能性があります。この場合、投資家が被る損失は、投資額の100万円が上限になります。レバレッジをかけることができるFX取引とは違い、ソーシャルレンディングは信用取引ではありませんので、投資額以上の負担を強いられることがないのです。

なお、FX業者にある投資家の口座に預けられている証拠金は、FX業者の財産と区別した上で信託銀行などの第三者に管理が委託され、信託保全が行われています。投資家の証拠金を信託保全することが、2010年2月からFX業者に義務付けられているためです。

取引をしているFX業者が倒産してしまうと、色々と面倒なことが起こる可能性はありますが、FX業者の口座にある投資家の証拠金がなくなってしまうことは、制度上ありません。

ソーシャルレンディング業者には、現在のところ、顧客財産の信託保全が義務付けられていません。そのため、業者の破たんに関しては、FX取引よりもソーシャルレンディングの方がリスクが高くなっています。

株式投資と比較した特徴

100万円を日本国内の株式に投資をして、購入した銘柄が1年後に5パーセント上昇すれば、5万円(100万円×0.05)のリターンを得られます。ただ、株式の場合は1年の間で数倍まで値が上がるケースもあり、時流に乗ることができれば、大きな利益を得ることも可能です。

また、株式の場合は、配当金を受け取るチャンスがあります。日本で一番時価総額が大きいトヨタ株の場合、2017年4月時点の配当利回りは、およそ3.7パーセントになっています。東京証券取引所1部上場企業の中には、配当利回りが8パーセントを超えている会社もあります。

この点はあまり注目されませんが、株式投資を行った1年後、購入した銘柄の値がまったく同じであれば、配当利回りの高い企業の場合、投資家は平均で8パーセント以上のリターンを得ることも可能になっているのです。

1年で5パーセントのリターンしか得られないソーシャルレンディングと比べて、株式投資で得られる可能性のあるリターンは高いことが分かります。

株式投資で被る可能性があるリスクは、購入銘柄の企業が経営危機に陥って、株価が暴落したり、上場廃止になってしまうことです。株価がゼロ円になってしまうと、投資額100万円がまったく返ってこなくなりますが、これ以上の損失を受けることはありません。これらの観点から、株式投資はハイリスク、ハイリターンの取引であると言えます。

なお、株式投資を行っている最中に取引している証券会社が破たんしても、投資資金に影響はありません。証券会社で取り扱っている顧客名義の株式は、分別管理が義務付けられており、信託保全がなされているためです。

業者の破たんリスクの点では、株式投資よりも信託保全がされていない可能性のあるソーシャルレンディングによる投資の方が、リスクが高いと考えられます。

外債や外貨預金と比較した特徴

次に、証券会社で米ドル建ての外債に100万円を投資するケースを考えてみます。米ドル・日本円の外国為替相場が1米ドル=100円の時であれば、1万米ドルを購入可能です。ソーシャルレンディングの投資期間は12カ月のものが多いため、米ドル建てアメリカ国債12カ月ものを購入した場合を考えてみます。

2017年4月時点のアメリカ国債12カ月ものの利回りは、約1パーセントです。このアメリカ国債を1年間保有し、外国為替相場が1ドル=100円で変動がなければ、元本と利金101万円(1万100米ドル)が返ってくる計算になりますので、利回りは1パーセントです。

アメリカ国債を購入してから、外国為替相場が円安になればリターンが上がり、円高になれば損失を負うことになるのは、FX取引と同じです。米ドル・日本円の外国為替相場が4パーセント以上円安にならなければ、利回り1パーセントのアメリカ国債よりも、利回り5パーセントのソーシャルレンディングの方が、リターンは良くなる計算になります。

米ドル建てアメリカ国債が債務不履行になる可能性は低いですが、外貨建て社債の場合、投資先企業が破たんしてしまうと、お金が返ってこないリスクがあります。なお、外債を購入した後で投資した通貨の国の金利が下落すれば、保有している外債を償還前に売却することで、キャピタルゲインを狙える可能性があります。

外債を購入した後に取引先の証券会社が倒産しても、株式と同じように信託保全されていますので、投資家は影響を受けないようになっています。

最後は、銀行で外貨預金に投資するケースです。FXや外債を購入した場合と外国為替相場が同じ水準である1米ドル=100円の時、100万円で米ドルを購入すると、1万米ドルが銀行の外貨預金口座に入金されることになります。

現在は、米ドルの外貨普通預金口座の金利は低く設定されており、日本の代表的な銀行でも、0.20パーセントしか金利がつきません。1年間、外貨普通預金口座に1万米ドルを入れておいても、20米ドル(1万米ドル×0.002)しかリターンを得ることができません。

0.20パーセントの金利を差し引いて、米ドル・日本円の外国為替相場が4.8パーセント以上円安にならない限り、ソーシャルレンディングの方が良いリターン(5パーセント)を上げることになります。

なお、投資家が銀行に保有している外貨預金は、預金保険機構の保護対象ではありません。そのため、外貨を預けている銀行が破たんした場合、外貨預金は返金されない可能性があります。この点は、ソーシャルレンディングが抱えている業者破たんリスクと同じです。

ソーシャルレンディングと他の金融資産の比較についてのまとめ

ミドルリスク・ミドルリターンの投資手法と考えられているソーシャルレンディングに比べて、ハイリスク・ハイリターンのFX取引や株式投資は、得られる可能性がある収益が大きい分だけ、発生しうる損失も大きいことが分かります。

一方で、FX業者や証券会社が破たんしても、証拠金や株式、外債などは信託保全されており、業者破たんリスクは、顧客財産の信託保全がなされていない可能性のあるソーシャルレンディングの方が高いのです。

どの方法を使う場合でも、1つの投資手法に集中するのではなく、分散して投資を行うことで、相対的なリターンを高めていくことが重要になります。

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